「ノンシリコン・石油系・アミノ酸系・ラウレス/ラウリル硫酸Na」 噂やネット情報に惑わされないためにシャンプー成分の噂を美容師が整理する
ノンシリコン・石油系・アミノ酸系・ラウレス硫酸Na・ラウリル硫酸Naの本当の話
― 噂やネット情報のアオリに惑わされないために ―
はじめに|この記事の立ち位置
※この記事は、
シャンプー成分を比較・格付け・評価するための記事ではありません。
ノンシリコン、石油系、アミノ酸系、ラウレス硫酸ナトリウム・ラウリル硫酸Naなど、
ネット上で「危険」「悪い」と言われがちな成分について、
なぜその噂が生まれ、なぜ誤解が広がったのか
を整理するための記事です。
成分の良し悪しを決めることが目的ではなく、
**「成分名だけで判断することの危うさ」**を知っていただくことを目的としています。
なお、シャンプー成分そのものを詳しく解説する記事ではなく、
「なぜ成分名だけで判断してはいけないのか」
「シャンプーを選ぶときの本質的な考え方」については、
別記事で整理しています。
▶ シャンプー成分の噂に惑わされないための考え方👇
なぜシャンプー成分は“悪者”にされやすいのか
シャンプー成分の話題は、
ネットやSNSでとても拡散されやすいジャンルです。
理由はシンプルで、
-
専門用語が多く、一般の方には分かりにくい
-
一部だけ切り取ると「怖く」見える
-
「◯◯は危険」「◯◯フリーで安心」と言い切った方が注目される
という構造があるからです。
その結果、
-
成分名だけが独り歩きする
-
文脈や設計が無視される
-
白か黒かで語られてしまう
という状態が起きています。
ノンシリコンは本当に安全なのか?
「ノンシリコン=髪や頭皮に良い」
というイメージを持っている方はとても多いです。
ですが、
シリコーン自体が危険だと証明された事実はありません。
シリコーンは、
-
髪の指通りを良くする
-
摩擦によるダメージを減らす
-
髪同士の絡まりを防ぐ
といった、明確な役割を持つ成分です。
「ノンシリコン」と表示されている製品も、
シリコーンが悪いから排除しているというより、
-
軽い仕上がりにしたい
-
根元の立ち上がりを出したい
といった設計上の意図で使われていないケースがほとんどです。
つまり、
ノンシリコン=安全
シリコン入り=危険
という構図は成り立ちません。
石油系シャンプーは危険なのか?
「石油系」という言葉の響きから、
不安を感じる方は少なくありません。
ですが、私たちの身の回りには、
-
医薬品
-
化粧品
-
食品包装
など、石油由来の原料が日常的に使われています。
重要なのは
どこから作られたかではなく、
どう精製され、どう使われているかです。
シャンプーに使われている洗浄成分も、
長年の使用実績と安全性試験を経て採用されています。
「石油」という言葉だけで
危険・不安と結びつけてしまうのは、
イメージ先行の判断と言えます。
アミノ酸系=やさしい、は本当か?
「アミノ酸系はやさしい」
という言葉もよく耳にします。
確かに、
比較的マイルドな洗浄成分が多いのは事実です。
ただし、
-
アミノ酸系でも洗浄力はさまざま
-
頭皮状態や皮脂量によっては合わない場合もある
-
洗えなさすぎてトラブルになることもある
という現実もあります。
「アミノ酸系だから安心」
ではなく、
今の自分の頭皮や髪に合っているかどうか
が本質です。
ラウレス硫酸・ラウリル硫酸ナトリウムは悪なのか?
ネットで最も悪者にされやすい成分の一つが
ラウレス硫酸・ラウリル硫酸ナトリウムです。
確かに、
-
洗浄力が高め
-
使い方を間違えると刺激を感じやすい
という側面はあります。
しかし一方で、
-
少量でも泡立ちが良い
-
洗浄設計がしやすい
-
他の補修成分を活かしやすい
というメリットもあります。
重要なのは、
-
配合量
-
他成分とのバランス
-
その人の頭皮状態
であり、
成分名単体で善悪を決めることはできません。
成分名ではなく「使われ方」で結果は決まる
ここまで見てきたように、
-
ノンシリコン
-
石油系
-
アミノ酸系
-
ラウレス・ラウリル硫酸Na
これらはすべて
使い方・設計次第で結果が変わる成分です。
成分は「材料」にすぎません。
同じ材料でも、
-
料理の仕方
-
分量
-
組み合わせ
で、まったく別のものになるのと同じです。
成分で迷ったとき、どう考えればいいか
もしシャンプー選びで迷ったときは、
-
この成分は危険か?
-
フリーかどうか?
ではなく、
-
今の頭皮に合っているか
-
洗い上がりに違和感はないか
-
続けて使ったとき調子はどうか
という体感を大切にしてください。
そして、
自己判断が難しいと感じたときは、
実際に頭皮や髪を見ている美容師に相談することが
一番確実な方法です。
まとめ|噂ではなく、自分の状態を基準に
シャンプー成分の話は、
どうしても「白か黒か」で語られがちです。
ですが実際は、
-
成分はどれも必要な役割を持っている
-
危険かどうかは成分名では決まらない
-
設計と使い方で結果が変わる
という、もっと現実的な話です。
噂やネットの煽りに振り回されるのではなく、
自分の髪と頭皮の状態を基準に考えること。
それが、
シャンプー選びで失敗しない一番の近道です。
「毎日シャンプーしているのに、髪や頭皮の調子が良くならない」
その原因は、成分だけでなく、
設計・香り・考え方・汚れの蓄積・外的要因・洗い方など、
複数の要素が重なって起きているケースがほとんどです。代表的なケースを、原因別に以下の記事で詳しく解説しています。
▶ 美容室のシャンプーは本当に違う?
市販との決定的な違いを美容師が解説
美容室のシャンプーは本当に違う?市販との決定的な違いを美容師が解説 Aujua シャンプー&トリートメント 尼崎 INFINITY
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✦ 施術・記事監修:INFINITYオーナー 久保鉄平
Aujuaソムリエ / ビューティーソムリエ /ブランド ヘッドスパ【AirySpa】開発者
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