美容師/美容室向け|ヘッドスパ講習の違い ドライヘッドスパ・セット面スパ・オイルスパ・マニュアル型スパとの比較
「ヘッドスパ講習」といっても、学ぶ内容や施術の考え方は同じではありません。
ドライヘッドスパ。
セット面・座位で行うスパ。
オイルを使用するスパ。
基本となる流れを共有するマニュアル型スパ。
専用機器や設備を取り入れたスパ。
そして、シャンプー台を使って行うウェットヘッドスパ。
同じ「ヘッドスパ」という名称でも、
・主にどこで提供されているのか
・どのような環境で施術するのか
・何を使用するのか
・講習で何を学ぶのか
・何をお客様への価値にするのか
によって内容は異なります。
私自身も、美容師としてこれらのヘッドスパや関連技術を一通り経験してきました。
このページでは優劣を決めるのではなく、それぞれの特徴を整理しながら、Airy Spa®がどのような位置づけのヘッドスパなのかをお伝えします。
最初にお伝えしたいこと
今回、この違いをお伝えする一番の目的は、
「美容室で行うヘッドスパの価値を、もっと高めたい」
からです。
同じヘッドスパでも、施術形式が違えば、必要な設備や技術、提供する内容も変わります。
名称だけを見るのではなく、
「何を中心にしたヘッドスパなのか」
を見ることが大切です。
Airy Spa®は、美容師の技術と普段のサロン設備を生かして提供する、ブランド型ウェットヘッドスパです。
まずは、それぞれの違いから見ていきます。
1|ドライヘッドスパ
主な提供例
ドライヘッドスパ専門店・リラクゼーションサロンなど
施術の特徴
ドライヘッドスパは、水やシャンプーを使わず、髪が乾いた状態で頭部へ手技を行う形式です。
・髪を濡らさず施術できる
・シャンプー設備を必要としない
・頭部への手技が施術の中心
・比較的気軽に受けやすい
・リラクゼーションを目的とした専門店でも提供しやすい
基本的には、水・シャンプー・オイルなどによる滑りを使わず、髪がある状態で頭部へ直接手技を行います。
そのため、施術の中心は「頭部への手技」です。
Airy Spa®との主な違い
Airy Spa®との違いは、単に「濡れているか、乾いているか」ではありません。
Airy Spa®は、美容室のシャンプー設備を使うことで、
・お流し
・シャンプー
・頭皮や髪の状態確認
・状態や目的に合わせた商材選定
・ウェット状態でのヘッドスパ技術
・施術後の髪の仕上がり
まで、美容師の仕事としてつなげられます。
つまり、
ドライヘッドスパ
→ 頭部への手技・リラクゼーションが中心
Airy Spa®
→ 頭部への手技だけでなく、シャンプー・頭皮・髪・商材・仕上がりまで美容技術として扱うウェットヘッドスパ
という違いです。
Airy Spa®では、単に「頭をほぐす時間」ではなく、美容師が持っている髪と頭皮の知識、シャンプー技術、商材選定、仕上げまでを生かせることを大切にしています。
2|セット面・座位で行うスパ
主な提供例
美容室
施術の特徴
セット面・座位スパは、お客様が椅子に座った状態で、頭部や首・肩などへ施術する形式です。
・既存メニューに追加しやすい
・短時間で提供しやすい
・シャンプー台を長時間使用しない
・カットやカラー後のサービスとして組み込みやすい
そのため美容室では、独立したヘッドスパメニューというより、
「カットやカラーに追加する短時間メニュー」
として扱われることも多い形式です。
一方、座った姿勢では、お客様が身体や頭を完全に預けることが難しくなります。
施術時間が長くなるほど、
・首や肩に力が入りやすい
・頭部を安定させにくい
・お客様自身が姿勢を保つ必要がある
・深くリラックスしにくい
・眠るほど身体を預けることが難しい
といった違いも出ます。
Airy Spa®との主な違い
Airy Spa®は、基本的にシャンプー台で身体と頭を預けた状態で施術します。
お客様自身が姿勢を支え続けるのではなく、できるだけ身体の力を抜いて施術を受けられる環境をつくります。
つまり違いは、
セット面・座位スパ
→ 既存メニューへ追加しやすい、短時間の付加施術として成立しやすい
Airy Spa®
→ ヘッドスパそのものを目的に、身体を預けて受ける独立したメニューとして設計する
という点です。
Airy Spa®では、単に施術時間を長くするのではなく、
「ヘッドスパを受けるための姿勢と環境」
から施術を設計しています。
3|オイルスパ
主な提供例
エステ・リラクゼーションサロン・一部美容室など
施術の特徴
オイルを使用して、頭皮や頭部へ施術する形式です。
・オイルを使った滑りのある施術ができる
・リラクゼーションとの相性が良い
・使用するオイル自体も施術の特徴になる
・施術方法によっては着替えやガウンが必要になる
・塗布、拭き取り、洗い流しなど前後の工程が増える場合がある
オイルスパは、オイルを使うからこそできる施術や体験があります。
一方で、施術方法によっては首元や衣類への付着を防ぐため、ガウンへの着替えやタオルでの保護など、施術前の準備が必要になります。
施術後も、
・オイルの拭き取り
・洗い流し
・髪や頭皮に残ったオイルへの対応
・使用したタオルやガウンの交換、管理
などが必要になる場合があります。
そのため、ヘッドスパの施術時間だけではなく、準備から施術後まで含めた時間とオペレーションを考える必要があります。
また美容室では、その後にカラー・トリートメント・カット・仕上げなどを行う場合もあります。
使用するオイルや施術の順番によっては、ほかの美容技術との組み合わせにも配慮が必要です。
Airy Spa®との主な違い
Airy Spa®では、オイルそのものを施術価値の中心には置いていません。
音楽・照明・落ち着いて施術を受けられる空間は大切にしています。
そのうえで中心に置くのは、
「ヘッドスパ技術そのもの」
です。
特別な着替えやオイルを基本条件にするのではなく、通常のサロンワークにつなげやすい形で、技術を心地よく受けていただく環境を整えます。
4|マニュアル型・導入型ヘッドスパ
主な提供例
美容室
講習の特徴
基本となる施術時間や手順を整理し、店舗へ導入しやすくしたタイプのヘッドスパ講習です。
・施術の流れを共有しやすい
・時間を管理しやすい
・複数スタッフへ展開しやすい
・比較的メニュー化しやすい
マニュアルは、施術の順番や時間を共有するためには非常に有効です。
ただし、
「同じ手順を覚えること」と
「同じ技術品質で施術できること」
は同じではありません。
マニュアルを中心に覚え、実技の確認や修正が十分に行われない場合、スタッフによって技術の理解や習得度に差が生まれることがあります。
その結果、
・手順は同じでも体感が違う
・施術者によって技術品質に差が出る
・自己流の動きが定着する
・店舗として施術のばらつきが出る
といったことも起こり得ます。
つまり、マニュアルは「流れを揃える」ことには向いていますが、それだけで技術そのものまで揃うわけではありません。
Airy Spa®との主な違い
Airy Spa®にも、
・コースごとの施術時間
・基本となる流れ
・マニュアル
・事前学習用の技術動画
があります。
違いは、マニュアルの有無ではありません。
Airy Spa®では、マニュアルや動画で基本の流れを確認したうえで、実技講習・練習・確認・修正を重ね、施術者自身が技術として身につけることを重視しています。
目指しているのは、
「全員が同じ順番で施術できること」
だけではなく、
「誰が担当しても、一定の技術品質を提供できること」
です。
具体的な技術内容については、実技講習の中で確認していきます。
5|専用機器・付加設備を取り入れるヘッドスパ
主な提供例
美容室・スパサロンなど
施術の特徴
専用機器や設備を取り入れ、施術体験に付加価値を加えるヘッドスパです。
・機器ならではの体験を加えられる
・メニューの特徴を分かりやすく見せやすい
・設備によって新しい体感を提供できる
・機器によっては導入費用が必要になる
専用機器には、その機器だからこそできる体験があります。
一方で、機器そのものをヘッドスパの中心にすると、
「何の技術を受けるメニューなのか」
よりも、
「どの機器を使うメニューなのか」
が前面に出やすくなります。
Airy Spa®では「付加価値」として使う
Airy Spa®でも、施術内容に応じて頭浸浴などの設備を使用しています。
ただし、頭浸浴そのものをAiry Spa®の中心には置いていません。
中心にあるのは、あくまでヘッドスパ技術です。
機器や設備は、その技術や施術体験をさらに高めるための「付加価値」として活用します。
6|Airy Spa®|ブランド型ウェットヘッドスパ
提供
美容室
Airy Spa®は、
「美容師の技術と、普段のサロンワークで使用する設備を生かして提供するブランド型ウェットヘッドスパ」
です。
価値の中心に置くのは、
・特定のオイル
・専用機器
・一つの特徴的な手技
ではありません。
中心にあるのは、美容師自身のヘッドスパ技術です。
その技術に、
・シャンプー設備
・髪と頭皮に関する知識
・シャンプーや商材選定
・音楽・照明・施術環境
を組み合わせ、一つのヘッドスパ体験として提供します。
頭浸浴などの設備を取り入れる場合もありますが、機器そのものを主役にはしません。
あくまで、
「ヘッドスパ技術をより心地よく、より価値ある体験にするための付加価値」
として活用します。
技術が主役。
設備・商材・空間は、その技術を支えるもの。
これがAiry Spa®の基本的な位置づけです。
ひと目で見るヘッドスパの違い
ドライヘッドスパ
水やシャンプーを使わず、頭部への施術を中心に行う
主な提供例:ドライヘッドスパ専門店・リラクゼーションサロンなど
セット面・座位スパ
座った状態で行い、短時間の付加施術にも取り入れやすい
主な提供例:美容室
オイルスパ
オイルを使用した施術が特徴。施術方法によっては塗布・拭き取り・洗い流しなど前後の工程も必要
主な提供例:エステ・リラクゼーションサロン・一部美容室など
マニュアル型・導入型スパ
基本となる時間や施術の流れを共有しやすい
主な提供例:美容室
専用機器・設備型スパ
専用機器や設備も施術価値の一部として活用する
主な提供例:美容室・スパサロンなど
Airy Spa®
美容師自身の技術とシャンプー設備を生かして提供するブランド型ウェットヘッドスパ
提供:美容室
まとめ
同じ「ヘッドスパ」という名称でも、施術環境や使用するもの、学ぶ内容は異なります。
その違いを知ることで、
「自分たちは、どのようなヘッドスパを提供するのか」
も明確になります。
Airy Spa®講習で目指しているのは、
美容室で受けるヘッドスパが、もっと一つの美容技術として評価されることです。
Airy Spa®は、そのための一つの形としてお伝えしています。
Airy Spa®の一部施術動画
実際のAiry Spa®施術の一部をご覧いただけます。
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記事監修
INFINITYオーナー
Airy Spa®開発者
久保鉄平
Aujuaソムリエ
ビューティーソムリエ







