美容師がコスメティクス分野をどう捉えるか|皮膚と向き合う判断の考え方
美容師がコスメティクス分野をどう捉えるか
― 髪・頭皮とは異なる「皮膚」という領域の考え方 ―
美容室でコスメを扱うことに、違和感を持つ方は少なくありません。
髪・頭皮・肌は同じ「美容」に見えて、構造も理論もまったく異なる分野です。
本記事では、美容師の視点から
コスメティクス分野をどのように捉え、どこまで関わるべきか
その考え方を整理します。
これは商品紹介や使い方の解説ではありません。
**美容師が皮膚という領域に向き合う際の「判断軸の整理」**を目的としています。
髪・頭皮と皮膚は同じではない
毛髪や頭皮は、
角化構造・再生サイクル・薬剤耐性といった前提を持ち、
美容師は日常的にこれらを扱っています。
一方、皮膚は
バリア機能・免疫反応・外的刺激への感受性など、
まったく異なる仕組みで成り立つ組織です。
この違いを理解しないまま
「ヘアケアの延長」としてコスメを語ることは、
本来避けるべきだと考えています。
コスメティクス分野で重要なのは「線引き」
コスメティクス分野において重要なのは、
「何を使うか」ではなく、
**「どこまで関わるか」**という判断です。
-
今の肌状態は安定しているのか
-
刺激を与えるべきか、避けるべきか
-
美容室で判断してよい範囲か
こうした 線引きの意識 がなければ、
知識があっても適切な判断にはつながりません。
ミルボンにおけるコスメティクス分野の専門資格について
ミルボンでは、
ヘアケア・カラー・デザインロジックに加え、
**コスメティクス分野における専門資格「コスメティクスソムリエ」**が設けられています。
この資格は、
化粧品の使い方を教えるためのものではなく、
皮膚を正しく理解し、関わるべき範囲と責任を判断するための専門分野として位置づけられています。
美容師がコスメを扱う際に求められる
「踏み込みすぎない判断力」を体系化した分野と言えます。
美容室がコスメを扱う理由
美容室がコスメを扱う目的は、
商品を売ることではありません。
毛髪・頭皮・皮膚は、
生活習慣・環境・年齢変化という点で
密接につながっています。
美容師は、
その変化を長期的に見続ける立場にあるからこそ、
過剰にならず、正しい距離感で関わる知識が必要になります。
ヘアケア・カラー・デザインとの連動
コスメティクス分野は、
単独で完結するものではありません。
-
ヘアケア:毛髪・頭皮の状態判断
-
カラー:薬剤履歴や刺激リスク
-
デザイン:印象・清潔感・バランス
これらと切り離して考えることはできず、
全体を見た上での判断が求められます。
そのため、
コスメティクス分野は
ビューティーソムリエが統括する専門領域の一つとして
位置づけられています。
今後について
現在、当店ではミルボンのコスメブランド「インプレア」を取り扱いながら、
コスメティクス分野についても理解を深めています。
今後は、
髪・頭皮・皮膚を切り分けて考える判断軸を、
段階的に整理・アップデートしていく予定です。
なお、ミルボンではコスメティクス分野における専門資格「コスメティクスソムリエ」が設けられており、
現在その取得に向けた準備を進めています。
本記事は、将来的にその分野と正式に連動させながら、内容を段階的に更新していく前提で構成しています。
まとめ
コスメティクス分野は、
「知っているかどうか」よりも
「踏み込みすぎない判断」が重要な領域です。
美容師として関わる以上、
正しい距離感と責任意識を持つことが、
結果的にお客様の安心につながると考えています。
ミルボン認定ソムリエ体系関連ブログ
ミルボン認定ビューティーソムリエ久保】
ミルボン認定ビューティーソムリエとは、髪・頭皮・デザイン・薬剤理論を総合的に理解し、
“なぜその提案が最適なのか” を根拠を持って説明できる、ミルボン最高峰の認定資格です。
ミルボン公式ヘアケアソムリエ(オージュア) 説明👇
毛髪と頭皮の状態を正しく読むための基礎的な専門知識
ミルボン公式デザインロジックソムリエ説明👇
骨格・顔型・パーツ比率を分析し“似合う理由”をロジック構造的に提案します
ミルボン公式デザインロジックソムリエ紹介|骨格・顔型・印象を分析し、ヘアカットの似合わせを根拠でつくる美容師 INFINITY 尼崎
▶ ミルボン公式カラーソムリエ説明👇|
髪質、残留色素、明度、肌色、ダメージ値を総合的に診断し、
透明感・ツヤ・色持ちを最大化するヘアカラー理論を解説。
美容師がコスメティクス分野をどう捉えるか→準備中
✦ 施術・記事監修:INFINITYオーナー 久保鉄平
Aujuaソムリエ / ビューティーソムリエ /ブランド ヘッドスパ【AirySpa】開発者
👉 プロフィール・専門性はこちら
