サウナやホットヨガでヘアカラーは色落ちする? 汗・熱による影響と正しい対処法を美容師が解説
汗・熱が髪に与える影響と、色持ちを守る現実的な考え方
サウナやホットヨガが日常になっている方から、
最近とても多い相談があります。
「カラーしたのに、前より色が抜けるのが早い気がする」
「サウナに通い始めてから、色落ちしやすくなった?」
結論から、はっきりお伝えします。
サウナやホットヨガは、条件が揃うと
ヘアカラーの色落ちを“確実に早めます”。
これは気のせいではなく、
髪とカラーの構造上、起こり得る現象です。
ただし同時に、
正しく理解すれば、防げる部分も多い
というのも事実。
この記事では、
-
なぜ色落ちが起きるのか
-
どんな人が影響を受けやすいのか
-
生活を我慢せずに色持ちを守る方法
を、順を追って整理します。
なぜサウナ・ホットヨガで色落ちが早まるのか
ヘアカラーの色素は、
髪の内部に“閉じ込められている”状態で存在しています。
この色素が流れ出やすくなる条件は、大きく3つあります。
① 高温環境
サウナやホットヨガでは、
髪が普段よりも高い温度にさらされます。
熱が加わると、
髪表面のキューティクルは開きやすくなり、
内部の色素が動きやすくなります。
② 大量の汗・水分
汗は水分です。
髪が長時間、湿った状態になると、
色素は水分と一緒に外へ移動しやすくなります。
「汗=色落ち」ではありませんが、
水分が多い環境は色落ちを助長します。
③ 濡れた状態での摩擦
汗を拭く、タオルで包む、
濡れたまま髪を動かす。
この摩擦が、
色素の定着を少しずつ削っていきます。
つまり何が起きているか
サウナ・ホットヨガでは、
-
熱
-
水分
-
摩擦
色落ちを引き起こす条件が同時に揃いやすい。
だからこそ、
頻度が高い人ほど「色が抜けやすい」と感じやすいのです。
ただし、全員が同じように色落ちするわけではない
ここがとても大事なポイントです。
サウナやホットヨガに通っていても、
色落ちを強く感じる人と、
あまり気にならない人がいます。
影響を受けやすい傾向
-
明るめのヘアカラー
-
ブリーチ履歴がある
-
髪が細い・柔らかい
-
アッシュ・ベージュなど寒色系
これらは、
もともと色素が抜けやすい条件が重なっています。
影響を受けにくい傾向
-
暗めのカラー設定
-
暖色寄りの色味
-
髪がしっかりしている
同じサウナに通っていても、
カラー設計と髪質で結果は大きく変わります。
カラー直後は、いつからサウナやホットヨガに行っていい?
これもよく聞かれる質問です。
目安としては、
カラー当日〜翌日は避けるのが無難。
理由は、
カラー直後は色素がまだ完全に安定していないため。
-
最低24時間
-
可能なら48時間
この時間を空けるだけで、
色持ちは大きく変わります。
習慣をやめずに、色落ちを抑える現実的な対処法
大前提として、
サウナやホットヨガをやめる必要はありません。
大切なのは「やり方」と「前提」。
入る前の工夫
-
髪を軽く濡らしておく
-
まとめて摩擦を減らす
乾いた状態より、
余分な蒸気や汗の影響を受けにくくなります。
終了後の扱い方
-
早めに汗を流す
-
ゴシゴシ拭かない
-
優しく水分を取る
摩擦を減らすだけでも、
色落ちは確実に抑えられます。
シャンプーの考え方
-
洗浄力が強すぎない
-
カラー毛を前提にした処方
「色持ち用」と書いてあっても、
髪質に合うかどうかは別問題。
ここは、
自己判断よりプロに相談する方が安全です。
銭湯・スパ施設の「塩素」は色落ちに関係する?
サウナやホットヨガとあわせて、
銭湯やスーパー銭湯、スパ施設を利用する方も多いと思います。
ここで意外と見落とされやすいのが、
**浴槽やシャワーに使われている「塩素」**の影響です。
多くの銭湯やスパ施設では、
衛生管理のために塩素消毒が行われています。
この塩素には、
-
ヘアカラーの色素を分解しやすい
-
髪表面の保護力を弱めやすい
という性質があります。
そのため、
塩素に触れる頻度が高いほど、
ヘアカラーの色落ちは進みやすくなります。
特に、
-
明るめのカラー
-
ブリーチ履歴がある髪
-
アッシュ・ベージュなどの寒色系
このような場合は、
塩素の影響を感じやすいことがあります。
銭湯・スパ利用時の色落ち対策
塩素があるからといって、
銭湯やサウナを避ける必要はありません。
大切なのは、その後の扱い方です。
-
入浴後は、できるだけ早くシャワーで流す
-
ゴシゴシ擦らず、優しく水分を取る
-
洗浄力が強すぎないシャンプーを選ぶ
これだけでも、
色落ちの進行はかなり変わります。
実は一番差が出るのは「カラーの設計」
ここが美容師として一番伝えたい部分です。
-
色素の選び方
-
明度設定
-
髪質への合わせ方
これを、
生活習慣(サウナ・ホットヨガ)を前提に設計する。
そうすることで、
-
色落ちのスピード
-
抜け方の綺麗さ
は大きく変わります。
美容師としての結論
サウナやホットヨガは、
ヘアカラーの色落ちを早める要因になります。
これは事実です。
ただし、
-
習慣をやめる必要はない
-
正しい理解と対処でコントロールできる
-
カラー設計で結果は変えられる
続けたい生活があるなら、
それに合わせて髪を考える。
それが一番、無理がなく、失敗しない方法です。
Q&A|サウナ・ホットヨガ・銭湯とヘアカラーの疑問
Q1. サウナやホットヨガに行くと、必ずヘアカラーは色落ちしますか?
必ずではありませんが、
条件が揃うと色落ちは早まります。
高温・汗(水分)・摩擦が重なることで、
カラーの色素が流出しやすくなります。
特に、
明るめカラーやブリーチ履歴がある場合は
影響を感じやすい傾向があります。
Q2. カラーした当日や翌日にサウナ・ホットヨガへ行くのはNGですか?
おすすめしません。
カラー直後は色素がまだ安定していないため、
熱や汗の影響を受けやすい状態です。
目安としては、
-
最低24時間
-
可能であれば48時間
この期間を空けることで、
色持ちは大きく変わります。
Q3. 銭湯やスーパー銭湯の塩素は、本当に色落ちの原因になりますか?
なります。
銭湯やスパ施設では、
衛生管理のために塩素消毒が行われています。
塩素には、
-
色素を分解しやすい
-
髪表面の保護力を弱めやすい
という性質があり、
頻度が高いほど色落ちを感じやすくなります。
Q4. サウナ・ホットヨガ・銭湯をやめた方がいいですか?
やめる必要はありません。
大切なのは、
-
髪質に合ったカラー設計
-
正しい対処とケア
生活習慣を否定するより、
続ける前提で色落ちを抑える方が現実的です。
Q5. 色落ちしにくいカラーの色味はありますか?
一般的に、
-
暗めのカラー
-
暖色系(ブラウン・ピンク寄り)
は、寒色系に比べて
色落ちを感じにくい傾向があります。
ただし、
髪質や履歴によって最適解は変わるため、
一概には言えません。
Q6. サウナや銭湯の前にできる簡単な対策はありますか?
あります。
-
入る前に髪を軽く濡らす
-
まとめて摩擦を減らす
乾いた状態よりも、
余分な蒸気や汗、塩素の影響を受けにくくなります。
Q7. 色落ちが気になる場合、どこを一番見直すべきですか?
一番差が出るのは「カラーの設計」です。
-
明度設定
-
色素の選び方
-
髪質への合わせ方
これを生活習慣(サウナ・ホットヨガ・銭湯)を
前提に考えることで、
色落ちのストレスは大きく減らせます。
Q8. 市販の「色持ちシャンプー」を使えば防げますか?
ある程度は助けになりますが、万能ではありません。
洗浄力が強すぎるものや、
髪質に合っていない場合は、
逆に色落ちを早めることもあります。
自己判断より、
髪の状態を見た上での選択がおすすめです。
まとめ
-
サウナ・ホットヨガは色落ちを早めやすい
-
影響の強さには個人差がある
-
やめる必要はない
-
設計とケアで十分対処できる
「色落ちが気になるけど、
サウナやホットヨガは続けたい」
そんな方こそ、
一度プロに相談してみてください。
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