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プレトワカラーはなぜ傷みにくい?キノン架橋で髪の強度・ツヤ・ハリコシを守る理由|尼崎INFINITY

尼崎の美容室INFINITYです。

「PRETOWA(プレトワ)は、なぜ傷みにくいといわれるのか」

その理由の一つが、ヘアカラーをしている時間に毛髪内部のタンパク質へ働きかける「キノン架橋」です。

プレトワは、カラーによるダメージをゼロにするものではありません。

カラーと同時に毛髪内部へ架橋を形成し、毛髪強度を支える補修技術を取り入れていることが特徴です。

この記事では、

  • キノン架橋とは何か
  • なぜカラー中にも架橋を形成できるのか
  • ミルボンの試験で何が確認されたのか
  • 毛髪強度とツヤ・ハリコシはどう関係するのか
  • プレトワを使えばトリートメントは不要なのか

を、図とミルボンの公式資料をもとに分かりやすく解説します。

色・白髪への対応・におい・施術工程など、PRETOWA全体の特徴は総合記事にまとめています。

ミルボンPRETOWA(プレトワ)カラーの特徴を紹介する製品資料

PRETOWAカラーの特徴・色・白髪対応を総合解説


目次

1.結論|プレトワが傷みにくいといわれる理由
2.キノン架橋とは?
3.ヘアカラー中の強い酸化環境でも架橋を形成する仕組み
4.ミルボンの試験で確認されたこと
5.毛髪強度とツヤ・ハリコシの関係
6.プレトワでもカラーのダメージはゼロにならない
7.PRETOWAならトリートメントは不要?
8.INFINITYでプレトワの技術を生かすために行うこと
9.実際のPRETOWAカラー施術
10.キノン架橋とプレトワに関するよくある質問
11.まとめ・関連記事・ご予約


1.結論|プレトワが傷みにくいといわれる理由

PRETOWAが傷みにくいといわれる理由の一つが、カラー中に毛髪内部へ架橋を形成する補修技術です。

一般的な酸化染毛剤は、髪を明るくしたり染料を発色させたりするために、アルカリ剤や過酸化水素を使用します。

髪色を変えるために必要な工程ですが、毛髪内部のタンパク質へ負担がかかる原因にもなります。

PRETOWAは、カラー後に補うだけでなく、髪を染めている時間に毛髪強度を支える設計です。

ここで重要なのは、

「カラーによる負担がなくなる」のではなく、

「カラーと同時に毛髪強度を支える補修も行う」という点です。PRETOWAのキノン架橋がカラー中に毛髪内部のタンパク質をつなぐ仕組み


2.キノン架橋とは?

髪の約85%は、ケラチンを中心としたタンパク質で構成されています。

タンパク質は、髪の強度・弾力・ハリコシを支える重要な部分です。

カラーなどで損傷すると、洗髪時に毛髪の外へ流出しやすくなり、毛先の弱さや切れ毛・枝毛につながることがあります。

架橋とは、2つの分子の間、または1つの分子内へ、橋を架けるように化学的な結合をつくることです。

PRETOWAでは、植物性フェノール化合物の一種である没食子酸を介して、タンパク質へ新たな結びつきをつくります。

簡単にいうと、

「カラーによって弱くなりやすい髪内部へ、染めながら新しい橋を架けて補強する技術」

と考えると分かりやすくなります。


3.ヘアカラー中の強い酸化環境でも架橋を形成する仕組み

キノン架橋のポイントは、ヘアカラー中のような強い酸化環境でも架橋を形成できることです。

1.カラー中は強い酸化環境になる

酸化染毛剤では、発色や脱色のために過酸化水素を使用します。

この環境では反応性の高いラジカル種が多くなり、没食子酸による架橋形成を妨げる可能性があります。

2.没食子酸とキレート剤を組み合わせる

キレート剤によって、過剰なラジカル種の発生に関係する金属イオンの働きを抑えます。

これにより、タンパク質へ架橋を形成しやすい条件を整えます。

3.カラーと同時に毛髪補修へつなげる

髪色を表現する工程の中で、毛髪内部のタンパク質へ新たな結びつきを形成します。

ミルボンは、この組み合わせによって架橋形成が促進されることを確認しています。

PRETOWAカラーで発色と同時にキノン架橋による毛髪補修を行う流れ


4.ミルボンの試験で確認されたこと

ミルボンは、タンパク質への架橋形成と毛髪強度について、主に2つの方法で確認しています。

SDS-PAGEによる確認

SDS-PAGEは、タンパク質を分子の大きさによって分離する試験です。

没食子酸を作用させると、タンパク質の分子質量が大きくなりました。

また、過酸化水素がある環境でも、キレート剤を併用すると架橋形成が促進される結果が示されています。

毛髪引張試験による確認

毛髪引張試験は、髪が切れるまでに必要な力を測る試験です。

没食子酸とキレート剤を組み合わせた条件では、強い酸化環境下でも毛髪強度の有意な向上が確認されました。

つまり、公式資料から確認できるのは、

  • 強い酸化環境でもタンパク質へ架橋を形成できること
  • その条件で毛髪強度の向上が確認されたこと

ただし、この試験結果がすべての方に同じ仕上がりを保証するわけではありません。

実際の仕上がりは、髪質・ダメージ・施術履歴・薬剤選定によって変わります。

ミルボン公式「ヘアカラーと同時に毛髪強度を向上させる補修技術を開発」


5.毛髪強度とツヤ・ハリコシの関係

毛髪強度と、見た目のツヤや手触りは同じものではありません。

ミルボンの試験で直接確認されているのは、タンパク質への架橋形成と毛髪強度の向上です。

髪のツヤは、髪表面の状態・毛流れ・うねり・色・光の当たり方・仕上げ方にも影響されます。

毛髪内部が損傷して毛先が弱くなると、ハリコシやまとまりが低下し、表面の光もそろいにくくなります。

毛髪強度とツヤ・ハリコシの関係を示した図。タンパク質への架橋形成と毛髪強度の向上、ツヤや手触りに影響する要因を分けて解説そのため、カラー中に毛髪強度を支えることは、髪をきれいに見せるうえでも重要です。

ただし、「キノン架橋だけで必ずツヤが出る」という意味ではありません。

最終的な見え方は、カラー設計・髪表面の状態・必要なサロンケア・仕上げ方まで含めて決まります。

色持ちや褪色後の見え方を左右する条件は、こちらの記事で詳しく解説しています。

根元メロウピンク9レベルと毛先PRETOWAピンク+マゼンタを塗り分けた施術中

色落ちしにくいヘアカラーのつくり方とPRETOWAのカラー設計


6.プレトワでもカラーのダメージはゼロにならない

PRETOWAを使用しても、ヘアカラーによるダメージがなくなるわけではありません。

酸化染毛剤では、発色や脱色に必要な化学反応が起こります。

キノン架橋は、その施術中に毛髪強度を支える技術です。

すでに起きたダメージを完全に元へ戻したり、髪そのものを治したりするものではありません。

ブリーチ・縮毛矯正・パーマ・高温のアイロンなどの履歴がある場合は、PRETOWAであっても施術前の状態確認が必要です。


7.PRETOWAならトリートメントは不要?

いいえ。

PRETOWAだから、サロントリートメントが不要になるわけではありません。

PRETOWAとサロンケアでは、役割が異なります。


PRETOWAカラー

希望する色を表現しながら、カラー中の毛髪補修まで考えるヘアカラーです。ミルボン プレトワカラー カラー剤


オージュアトリートメント

乾燥・絡まり・熱・ブリーチなど、その方の悩みに合わせて行うサロンケアです。

尼崎INFINITYで髪質に合うオージュアトリートメントを受けたお客様

オージュア インメトリィのサロントリートメント施術実例を見る


ミラジェリィ質感コントロール

カラーだけでは整えにくい広がり・ツヤ・ハリコシ・毛先のまとまりを整えるサロンケアです。

強いクセをしっかり伸ばす縮毛矯正とは異なります。

根元ヴィラロドラ クリアグレージュ8レベル・毛先プレトワ グレージュのビフォーアフター|尼崎INFINITY

ミラジェリィ質感コントロールについて詳しく見る

髪の状態によっては、PRETOWAカラーだけで対応できる場合もあります。

乾燥・絡まり・広がり・うねりが強い場合は、必要なサロンケアを組み合わせます。

一律に追加するのではなく、現在の髪と希望する仕上がりから判断します。


8.INFINITYでプレトワの技術を生かすために行うこと

PRETOWAを使用しても、誰でも同じ仕上がりになるわけではありません。

INFINITYでは、ミルボン認定ヘアカラーソムリエとして、

  • 現在の明るさと残留色素
  • 根元・中間・毛先のダメージ差
  • 白髪染め・黒染め・ブリーチの履歴
  • パーマ・縮毛矯正・アイロンによる影響
  • 希望する色と褪色後に避けたい色

を確認します。

そのうえで、薬剤の色・明るさ・濃さ・塗る順番・作用時間を組み立てます。

新しく伸びた根元と、カラーを繰り返している毛先では状態が異なります。

そのため、部分によって薬剤を変える場合もあります。

必要に応じて、マイフォースなどの処理剤やカラー後のケアも組み合わせます。

商品名だけで施術を決めず、髪の部分ごとに必要な薬剤と工程を選ぶことが重要です。

INFINITYのPRETOWAカラー設計全体は、総合記事で詳しくご案内しています。

キノン架橋を採用したミルボン プレトワカラー施術後のツヤ髪|尼崎INFINITY

ミルボンPRETOWAカラーの特徴とINFINITYの施術設計を見る


9.実際のPRETOWAカラー施術

キノン架橋による毛髪強度は、写真だけで測定できるものではありません。

写真や動画では、実際の色・ツヤ・毛流れ・毛先のまとまりをご覧ください。

PRETOWAナチュラル9レベルの施術実例

こちらは、サロンケアを組み合わせず、PRETOWAナチュラル9レベルでカラーしたお客様です。

カラー前は、褪色による色のばらつきと、毛先のパサついて見える質感が気になっていました。

施術後は、自然な明るさを保ちながら、色・ツヤ・毛先の見え方を整えています。

施術前後の詳しい比較は、ナチュラルカラー実例記事にまとめています。

PRETOWAナチュラル9レベル施術後の自然なツヤとまとまりが見える髪

PRETOWAナチュラル9レベルのビフォーアフターを見る

実際のPRETOWAカラー施術動画

INFINITYで行っているPRETOWAカラーの施術映像です。

カラーの塗布から施術後の仕上がりまでをご覧いただけます。

 


10.キノン架橋とプレトワに関するよくある質問

Q.キノン架橋とは何ですか?

毛髪内部のタンパク質へ新たな結びつきをつくり、カラー中の毛髪強度を支える補修技術です。

Q.PRETOWAを使えば髪は傷みませんか?

いいえ。カラーによるダメージがなくなるわけではありません。

PRETOWAは、施術中に毛髪強度を支える技術を取り入れたヘアカラーです。

Q.毛髪強度が上がれば、必ずツヤも出ますか?

必ずツヤが出るわけではありません。

ツヤには、髪表面・うねり・毛流れ・色・光・仕上げ方も影響します。

Q.PRETOWAを繰り返すと髪が硬くなりませんか?

髪の硬さや手触りには、髪質・ダメージ・薬剤・過去の施術なども影響します。

「繰り返しても絶対に硬くならない」とは一律にいえないため、根元から毛先まで状態を確認します。

Q.ブリーチや縮毛矯正の履歴があっても使えますか?

髪の状態によっては使用できますが、PRETOWAであっても施術できるとは限りません。

ブリーチ回数・縮毛矯正履歴・毛先の状態を確認し、施術の可否と薬剤を判断します。

Q.PRETOWAならサロントリートメントは不要ですか?

不要になるわけではありません。

PRETOWAはヘアカラー、オージュアやミラジェリィはサロンケアであり、役割が異なります。


11.まとめ|キノン架橋はカラー中に毛髪強度を支える技術

ミルボンの研究では、

  • ヘアカラー中のような強い酸化環境でタンパク質へ架橋を形成すること
  • 没食子酸とキレート剤を組み合わせた条件で毛髪強度が向上すること

が確認されています。

PRETOWAは、ダメージをゼロにするカラーではありません。

カラー中の毛髪強度を支える技術と、一人ひとりの髪に合わせた薬剤設計を組み合わせることが大切です。

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ブリーチ後のオンカラーにPRETOWAを使用したグレージュ実例

ご予約・ご相談

「カラーを繰り返した毛先の状態が気になる」

「ブリーチや縮毛矯正の履歴がある」

「PRETOWAが自分の髪に合うか相談したい」

という方も、現在の髪の状態からご相談ください。

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施術・記事監修

INFINITYオーナー 久保鉄平

ミルボン認定ヘアカラーソムリエ/ヘアケアソムリエ/Aujuaソムリエ/デザインロジックソムリエ/ビューティーソムリエ/Airy Spa®開発者

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